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2021.10.13

ブログ 【組織開発】危機突破の企業風土改革

〜なぜ会社は変われないのか〜


ここしばらく、あまり良い話のない世の中です。
この10年(失われた10年)、リーマンショックを機に、銀行、証券からゼネコン、メーカーまで、経営不振に企業スキャンダルが追い打ちをかけ、ついには大型倒産する「とんでもない事件」が相次いでおこりました。

これは、20年前の話しです。

そして、近年では平成大不況といわれ、失われた30年と言われています。そして、第4次産業革命、働き方改革など、企業を取り巻くマクロ環境が劇的に変化してきています。

それに、追い討ちをかける様に新型コロナウイルス感染拡大。今までの当たり前が当たり前でなくなる時代の幕が開きました。(VUCAの時代)

ほとんどの場合、既に手遅れの状態に陥った後で「無能な経営者」の責任が問われる裏側で、社員の方は「言ってもムダ」と、陰で愚痴をこぼすだけだったという企業体質・風土の問題が根深く存在しています。

業界、企業の大小問わず、多くの日本企業は程度の差はあれ同様の問題を抱えています。ここへきて、政権交代、円安、企業業績の上方修正が相次いでいます、株式市場ではリーマンショック以来の高値を更新しました。

こんな状況も一時的なものでしょう。

企業の基礎体力の向上、体質・風土の問題が解決した為ではありません。
きれいごとだけでビジネスが回らないというのは百も承知です。
しかし、本質的なことろで間違っているビジネスは長続きしないというのも鉄則ではないかと思います。

意外に誰も気がついていないのは、日本の経営者を支える環境が極めて悪いということです。

つまり、本当に相談し合える環境をもっている経営者というのが多くないのです。経営者の周りには役員も会議もあふれています。しかし、残念なことにそのほとんどが会議としての形式を、重視しすぎていたり、あるいは周りが遠慮しすぎたりで、お互いに相談し合ったり、知恵を出し合ったりできるような関係をつくっていません。ましてや、初心にかえって本質的なこと、青っぽいことを議論したりできる場をトップからボトムに至るまで、社内にもっている企業は規模が大きくなればなるほど見当たらないのではないでしょうか。

【なぜ会社は変われないのでしょうか。】

制度やシステム、戦略などハードに属するものは「変えよう」と思えば、トップダウンでも変えられるものです。しかし、会社に対する「思い」だとかチームワークをよくしようという「気持ち」などのソフトに属する部分は、「変えよう」と思うだけでは簡単には変わりません。会社の体質がまだ「お互いに協力するのがあたりまえ」の状態の時は、戦略とか制度などのハードを変えるだけでも会社が良くなる可能性があります。

しかし、「言いだしっぺは損をする」とたいていの人が思っている状況なら、いくらリエンジニアリングとか、リストラクチャリングだとか言っても人はついてきません。

会社で責任あるポジションにいる人が、こういう企業風土・体質をなんとか「変えたい」と思っても、人の気持ちに関する事だから指示とか命令では何ともなりません。

しかし変える方法というのがないわけではないのです。

唯一、ひとの気持が変わっていくのは、「変えよう」とするだけでなく、責任あるポジションにいる人が先頭に立って「一緒に変わろう」とする時なのです。

「変わろう」と「変えよう」が絶妙のバランスで作用するとき、会社の企業体質は根本的に変わっていきます。

自律分散型の知識創造組織をつくることはこれからの企業の課題であるわけですが、風土の問題の解決なくしては変革は不可能です。それなのにほとんどの経営書は風土改革について実践的な理論を構築できていません。
人の性格は変えられなくても「会社の風土・体質」は変えられます。

なぜなら。

それは人と人とのコミュニケーションの取り方を変えていくことだからです。

一緒に「変わろう」としながら「変えていこう」とするには、今まであまり表舞台に出てこなかったようないろんな「知恵」が必要です。

この「知恵」を生み出す力と一歩踏み出す勇気をもつことが必要不可欠です。


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