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2023.11.27

ブログ 職場に友達は必要なのか?従業員同士のコミュニケーションは好影響を生むのか?

株式会社識学は2023年8月8日、「職場の人間関係に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2023年6月29日で、従業員数10名以上の企業に勤める20~59歳の会社員300名より回答を得ている。本調査より、職場における「友達」の必要性や有無、職場の人間関係において気をつけていること、および一般社員と管理職での考え方の違いなどが明らかとなった。


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社内コミュニケーションは管理職ほど重要であると感じている。


近年、企業内での世代間ギャップがあると感じていると言う声を聞くことが多いです。
新入社員から管理職社員まで幅広い年代の調査結果をもとに考察していきます。

はじめに識学は、「職場に友達が必要だと思うか」という問いに対して
全体を通して、「必要だと思う」と回答した人は、59.7%と全体の約6割を占める結果であった。
その内訳を見ると、「一般社員」は55.7%、「管理職」は72.9%と「管理職」の方が、職場内に友達の必要性を感じていると言うことがわかりました。
”立場の違い”によって友達の必要性に違いがあると言うことがわかりました。

また、男女比で見ると、「男性」が66.0%に対して、「女性」は53.3%と、女性の方が友達の必要性をシビアに考えていることが見て取れます。

また同社は、「職場に友達が必要だと思う」とした回答者に「その理由」を尋ねたところ、「仕事の相談ができるから」が最も多かった。。以下、「助け合えるから」、「仕事が楽しくなるから」と続いたとのこと。

対して、「職場に友達が必要ではない」とした回答者に「その理由」を尋ねると、「仕事とプライベートを分けているから」が次位に圧倒的な差をつけ、最も多い結果だった。以下、上位には、「友達になれる人が職場にいないから」、「仕事がはかどらないから」などの理由が挙がったとのこと。

「友達がいる」と言う「管理職」は6割以上




続いて同社は、「実際に、職場に友達がいるか」を尋ねたところ、全体では、職場に「友達がいる」とする人は50.3%、「友達がいない」とする人は49.7%で、いずれも半数程度となりました。

「一般社員」と「管理職」の役職別に見ると、友達がいるとした「一般社員」が46.1%なのに対し、「管理職」は64.3%と、立場の違いで友達の有無にも差があることがわかりました。

また男女別で見たところ、「男性」は51.3%、「女性」は49.3%と、性別においての差はそれほどないことがわかりました。

「職場に友達がいる」ということに対して、「管理職」の比率が高いことから、「管理職」としての経験や体験から、友達の必要性を感じる場面が多かったのではないかと考えられます。

人間関係による影響を「管理職」は「一般社員」より強く感じている傾向がある。



続いて同社は、「職場の人間関係でどのような人が多いか」を尋ねたところ「気軽に話ができる人がいる」が最多となりました。以下、「苦手な人がいる」、「信頼できる人がいる」が続き、これら2つはほぼ同数でした。

そこで、「具体的に職場でどのような付き合い方の人がいるか」を尋ねたところ「仕事とは関係ない話ができる」が62.7%と最も多く、以下、「愚痴を聞いてくれる」(39.3%)、「仕事の悩みを聞いてくれる」(33%)と続きました。また、会話や相談関係以外で上位にあがった項目では、「プライベートのLINEを交換している」が31.7%と、「ランチに行く」の30.3%より高い数値を示しました。

また、「管理職」に絞って見てみると、「仕事の悩みを聞いてくれる」、「愚痴を聞いてくれる」、「就業後などに飲みに行く」がいずれも42.9%で、それぞれ「一般社員」の数値よりも高いことがわかりました。この結果から同社は、「管理職の人は職場の人間関係がより濃密で、そのおかげで立場を確立しているのではないか」との見解を示しています。

この設問では、職場内の業務に触れている設問はない可能性がありますが、業務以外の関係性により、仕事への好影響を感じている人が多数いるのではないかと考えられます。



「直接のコミュニケーション」を重要視


最後に同社が、「職場の人間関係での悩み」を聞いたところ、「上司とそりが合わない」や「仕事のフォローをしてくれない」、「(人間関係において、好き嫌いなどで)正当な評価をしてくれない」などが上位を占めたという結果が出ました。

そこで、「職場での人間関係をよくするために気をつけていること」を尋ねたところ、最も多かったのが「挨拶をする」(72%)で、以下、「笑顔で接する」(41.7%)、「社内でのコミュニケーションの機会を増やす」(37.3%)が続いたことから、職場の人間関係において基本となる、直接のコミュニケーションを重要視する人が多いことがうかがえます。

また役職別に見ると、「社外でのコミュニケーションを増やす」の項目では「一般社員」が9.1%だったのに対し、「管理職」では22.9%と、倍以上の差があったことがわかりました。




以上の調査結果を通じて、人間関係が仕事に及ぼす影響は非常に多く、「一般社員」と比べると、「管理職」の方が人間関係が仕事に及ぼす影響を強く感じているのではないかと考えられます。
その理由として考察できるのは、「管理職」の方が人間関係が仕事に及ぼす影響を感じていることから考えると、過去の経験・体験によって、少なからず良い影響を受けたと感じている可能性が高いのではないかと考えられます。
しかしながら、昨今の世代間ギャップの一部が可視化できた調査となったのではないでしょうか?

人間関係を円滑にすることで、「一般社員」と「管理職」の世代間ギャップを解消できる可能性があると言えます。

ぜひお悩みの方はお問い合わせください。

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参照:「HRpro」約6割が「職場に友達が必要」とし、“対面でのコミュニケーション”を重要視。従業員同士の交友関係は好影響か
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