2026.07.06
Re:Iam ポートフォリオの作り方【未経験主婦向け】Webデザインで最初に作るべき作品集とは?
はじめに
「ポートフォリオって、何ですか?」
Webデザインを学び始めた主婦の方から、もっともよく聞かれる質問の一つです。
「仕事を取るためにポートフォリオが必要と聞いたけど、何を作ればいいのか分からない」「未経験なのに作品集なんて作れるの?」「どんな作品を載せればいいの?」「どこに公開すればいいの?」

せっかく3ヶ月かけてWebデザインを学んでも、ポートフォリオの作り方が分からなくて仕事につながらない、という状況になってしまう方は少なくありません。
この記事では、Webデザインを学び始めた未経験の主婦が「最初に作るべきポートフォリオとは何か」を、基礎から具体的に解説します。「ポートフォリオって何?」という段階から、「これで仕事が取れる作品集ができた」という状態まで、ステップごとに説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「Webデザインは学んだけど、ポートフォリオの作り方が分からなくて仕事が取れない」という状況は、学んで終わりにしないためにも絶対に避けたいところです。この記事を読んで、ポートフォリオ作りのイメージをつかんでおきましょう。
そもそもポートフォリオとは何か
ポートフォリオ=自分の作品集
ポートフォリオとは、自分が作ったデザイン作品をまとめた「作品集」のことです。絵を描く人のスケッチブック、料理人の盛り付け写真集のようなイメージと言えば分かりやすいでしょうか。Webデザイナーとして仕事を受注するとき、クライアント(仕事を依頼する企業や個人)は「この人はどんなデザインが作れるのか」を確認したいと思います。そのときに見せるのがポートフォリオです。
なぜポートフォリオが必要なのか
フリーランスのWebデザイナーが仕事を取るとき、履歴書や職務経歴書だけでは不十分です。「未経験です」「学校で学びました」という言葉だけでは、クライアントは「本当にデザインができるのか」を判断できません。ポートフォリオに作品を載せることで、「私はこういうデザインが作れます」という実力を、言葉ではなく「見て分かる形」で証明できます。デザインという視覚的な仕事だからこそ、実際の作品を見せることが最も説得力を持ちます。
「未経験なのに、作品なんてない」と思っている方へ
「まだ仕事をしたことがないから、載せる作品がない」と感じている方も多いはずです。でも安心してください。ポートフォリオに載せる作品は、実際の仕事で作ったものでなくても構いません。練習で作った作品、スクールの課題で作った作品、自分で考えたテーマで作った作品など、すべてポートフォリオに載せることができます。大切なのは「クライアントが発注を決める判断材料になる作品があるかどうか」です。実際の仕事かどうかは、あまり関係ありません。
未経験主婦が最初に作るべきポートフォリオの中身
載せるべき作品の種類
Webデザインの仕事で最もよく依頼されるのは、以下のような制作物です。・バナー広告:ネットショップやSNSで使われる宣伝画像。サイズや目的に合わせていくつか作ると良い
・名刺デザイン:シンプルなものから、デザイン性の高いものまで
・チラシ・フライヤー:お店のセール告知やイベント告知など
・LP(ランディングページ)の一部:商品やサービスを紹介するウェブページのデザイン
・SNS投稿画像:InstagramやTwitterで使われる画像デザイン
最初は、この中から2〜3種類の作品を3〜5点ずつ作るのが目安です。
作品を選ぶときのポイント
「どんな仕事を取りたいか」を意識して作品を選びましょう。たとえば、「バナー制作の仕事を取りたい」なら、バナーのバリエーションを複数載せると良いです。「名刺やチラシのデザインをしたい」なら、印刷物系の作品を中心に揃えます。「SNS運用のサポートをしたい」なら、SNS投稿画像のデザインを見せましょう。
取りたい仕事の種類に合わせた作品を載せることで、「この仕事ならこの人に頼めそう」というクライアントの判断につながります。
クオリティより「方向性が分かる」ことが大切
最初のポートフォリオに完璧なクオリティは必要ありません。「このデザイナーがどんなスタイルで、どんな作品を作れるか」が伝われば十分です。むしろ、クオリティにこだわりすぎて1点も載せられないまま時間が過ぎるのが一番もったいないです。「これで大丈夫かな」と思いながらでも、まず公開してみることが大切です。
採用されやすいポートフォリオと、そうでないポートフォリオの違い
選ばれやすいポートフォリオの特徴
・ターゲットや目的が意識されたデザインになっている・作品に統一感があり、得意なスタイルが伝わる
・説明文があり、デザインの意図が分かる
・見やすくまとまっていて、パッと全体像が把握できる
選ばれにくいポートフォリオの特徴
・ジャンルがバラバラで、何が得意か分からない・説明文がなく、作品の意図が伝わらない
・作品数が少なすぎて実力が判断できない
・レイアウトが雑で、見づらい
特に重要なのは「得意なスタイルが伝わること」です。「シンプルで清潔感のあるデザインが得意」「可愛い系・ポップなデザインが得意」など、自分のスタイルが伝わるポートフォリオの方が、同じ方向性のデザインを求めるクライアントに刺さりやすくなります。
ポートフォリオの作り方 ステップ別解説
ステップ① 作品を用意する
まず、ポートフォリオに載せる作品を作ります。仕事でデザインした経験がない場合は、自分でテーマを決めて作品を作りましょう。テーマの決め方の例としては、「架空のカフェのバナーを作る」「友達の誕生日パーティーのチラシを作る(架空でOK)」「自分が好きなお店の名刺をリデザインしてみる」などがあります。実在する仕事でなくても、「こういうテーマで、こういうデザインを作った」という説明が添えられれば問題ありません。
目安は、最低3〜5点の作品です。少なすぎると「実力が判断できない」と感じられますが、多すぎると見る側に負担がかかります。質の高い5点の方が、質の低い20点より評価されます。
ステップ② 作品の説明文を用意する
作品を載せるだけでなく、簡単な説明文も添えましょう。説明文に含めると良い内容は、「どんなテーマ・目的で作ったか」「ターゲット(どんな人に向けたデザインか)」「使用したカラーやフォントのこだわり」「制作にかかった時間」などです。
たとえば「30代女性向けのオーガニックコスメショップのバナー。自然をイメージしたグリーン系のカラーで統一し、清潔感と信頼感を表現しました」という説明があると、クライアントは「このデザイナーはターゲットを意識してデザインできる」と判断できます。
ステップ③ 掲載場所を決める
最も手軽なのはPDFにまとめる方法です。デザインソフトで見開きページのようなレイアウトに仕上げて、PDFで書き出せばOKです。クラウドソーシングに登録するとき、ポートフォリオをPDFファイルで添付できます。もう一つは専用サービスを使う方法です。「STUDIO」「note」「Canva」などのサービスを使って、Webページとしてポートフォリオを公開することもできます。URLを共有するだけで見てもらえるので、使い勝手が良いです。最初はPDFで作るのが手軽でおすすめです。慣れてきたらWebページ版も作ってみましょう。
ステップ④ クラウドソーシングのプロフィールに登録する
ポートフォリオが完成したら、クラウドソーシングサービスにアカウントを登録して、プロフィールにポートフォリオを掲載します。「どんなデザインが得意か」「どんな仕事を受けたいか」「納期の目安」なども記載しておくと、クライアントが依頼しやすくなります。
初めてのポートフォリオでよくある失敗と対策
失敗① 「まだ作品が少ないから」と公開を先延ばしにする
「もっと作品が増えてから公開しよう」と思っているうちに、いつまでも公開できないというパターンです。3〜5点の作品が揃ったら、まず公開することをおすすめします。「完成してから公開」ではなく、「公開しながら育てる」というスタンスが大切です。
失敗② 説明文が「作りました」だけになっている
「このバナーを作りました」だけでは、クライアントに何も伝わりません。「なぜこのデザインにしたか」「ターゲットは誰か」「どんな効果を狙ったか」を一言でも添えることで、デザインへの意識が伝わります。
失敗③ ジャンルがバラバラで方向性が見えない
「バナー・名刺・イラスト・写真加工・動画のサムネイル…」と何でも載せると、「この人は何が得意なのか分からない」という印象になりがちです。最初は1〜2種類のジャンルに絞って、「この分野ならこの人」と思われるような作品集を目指しましょう。
実際にポートフォリオで仕事を取った主婦のケース
Iさん(35歳・2児のママ)の場合
スクールで3ヶ月学んだIさんは、卒業前にポートフォリオを完成させました。作品は「架空のカフェのバナー3点」「名刺デザイン2点」「Instagram投稿画像3点」の合計8点。すべて練習で作ったものですが、それぞれに「ターゲット」「デザインのコンセプト」「使用したカラーの理由」を添えました。最初に応募した案件は採用されませんでしたが、提案文の書き方を先生にアドバイスしてもらいながら改善を続けて、3社目に応募したバナー制作の仕事で初受注を達成しました。
「最初は"こんな練習作品で大丈夫かな"と不安でしたけど、採用してもらったクライアントさんから"丁寧な説明文が決め手だった"と言ってもらえて。作品の説明を書くのは大事なんだと実感しました」
Jさん(42歳・専業主婦)の場合
「作品数が少ないから公開できない」と思ってポートフォリオの公開を先延ばしにしていたJさん。先生に背中を押されて、作品が3点しかない状態でとりあえず公開してみました。すると、公開してから2週間後に初めてのメッセージが届き、チラシ制作の仕事を受注できました。「完璧を待っていたら、あのタイミングを逃していたと思う。"まずは公開"って言ってもらえたことが大きかったです」とJさんは振り返ります。
こうしたケースから分かるのは、「完璧なポートフォリオを作ってから動く」より「まず動いて、改善を続ける」方が、実際の仕事につながりやすいということです。

よくある質問Q&A
Q. 練習で作った作品をポートフォリオに載せていいですか?A. はい、問題ありません。スクールの課題で作ったもの、自分でテーマを決めて作ったものなど、実際の仕事でなくても載せられます。「架空のクライアント向けに作った」と明記すれば、クライアントも理解してくれます。実力を伝えることが目的なので、実際の仕事かどうかは重要ではありません。
Q. ポートフォリオは何点くらいあればいいですか?
A. 最初は3〜5点を目安にしましょう。少なすぎると実力が判断できませんが、多すぎても見づらくなります。質の高い5点の方が、質の低い20点より印象が良いです。まず5点を揃えることを目標にして、仕事を受注しながら少しずつ追加していきましょう。
Q. ポートフォリオを作るのに、特別なソフトやスキルが必要ですか?
A. 最初はPDFにまとめるだけで十分です。デザインを学んでいれば、デザインソフトを使ってきれいにレイアウトできますが、Canvaのような無料ツールでも作成できます。まずは「作品をきれいに見せる」ことに集中しましょう。
Q. ポートフォリオを作ったら、すぐに仕事が取れますか?
A. ポートフォリオを作っただけでなく、積極的にクラウドソーシングで提案を送ることが大切です。最初は応募しても採用されないことも多いですが、提案文の改善を繰り返すことで採用率が上がっていきます。スクールで学んでいる場合は、提案文の書き方についても先生にアドバイスをもらいながら進めるのがおすすめです。
まとめ
ポートフォリオの作り方について、まとめます。・ポートフォリオとは「自分がどんなデザインを作れるかを示す作品集」
・実際の仕事でなくても、練習作品・課題作品で構わない
・最初は3〜5点、取りたい仕事に合わせた種類の作品を用意する
・作品には「なぜこのデザインにしたか」の説明文を添える
・PDFにまとめてクラウドソーシングのプロフィールに掲載する
・「完璧になってから公開」より「公開しながら育てる」スタンスが大切
「ポートフォリオをどう作ればいいか分からない」という段階でも、スクールで学びながら先生と一緒に作り上げていくことができます。「卒業後のポートフォリオ作成サポートがあるか」は、スクール選びの重要なポイントの一つです。
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