2026.08.04
Re:Iam 在宅Webデザイナーが「得意ジャンル」を作るべき理由
はじめに
「Webデザインを始めたばかりなのに、得意ジャンルなんてまだ分からない」
副業としてWebデザインを始めたばかりの主婦の方から、よく聞かれる声です。
「何でも対応しますと言った方が仕事が取れそう」「得意ジャンルを絞ったら、仕事の幅が狭くなってしまわないか」「まだ経験が少ないのに、得意ジャンルなんて言えない」
こうした理由から「何でもできます」というスタンスで始める方が多いですが、実は得意ジャンルを持つことは、収入を上げるうえで非常に重要な戦略です。

「何でもできます」が選ばれにくい理由
クライアントは「専門家」を探している
クライアントがデザインを依頼するとき、「何でも対応できる人」より「この仕事が得意な人」を探していることが多いです。飲食店のオーナーがInstagram投稿画像のデザインを依頼したいとき、「SNS投稿画像のデザインが得意で、飲食店の案件を多く手がけています」というデザイナーと、「バナー・名刺・ウェブサイト・チラシ・SNS画像など何でも対応します」というデザイナー、どちらに頼みたいと思うでしょうか。多くの場合、「飲食店のSNS画像が得意」という方を選びます。
「何でも」は逆に信頼されにくい
「何でもできます」という表現は「何も特別に得意ではありません」という印象を与えることがあります。特に実績が少ない段階では疑問を持たれやすいです。一方、具体的な強みがあると、クライアントは「この人に頼めば自分の業種に合ったデザインを作ってもらえる」という安心感を得られます。
得意ジャンルを持つメリット
メリット① 採用率が上がる
提案を送るときに「このジャンルが得意で、同じような案件を手がけた実績があります」と言えると、採用率が大きく上がります。
メリット② 単価が上がりやすい
「このジャンルの専門家」というポジションを確立できると、単価が上がりやすくなります。一般的に「何でもできるデザイナー」より「○○ジャンルの専門デザイナー」の方が高単価で受注できます。たとえば「バナー1枚5,000円」だったデザイナーが専門性を確立することで「バナー1枚10,000〜15,000円」で受注できるようになるケースは珍しくありません。
メリット③ リピートにつながりやすい
同じクライアントからのリピートが増えやすくなります。リピートクライアントができると、毎月安定した収入が生まれやすくなります。
メリット④ 作業効率が上がる
同じジャンルの案件を繰り返すことで作業の流れが分かってきます。「このジャンルならこういうテイストが好まれる」という知識が積み上がることで作業時間が短くなり、時給換算の効率が上がります。
具体的な得意ジャンルの例
制作物の種類で絞る:バナー広告・SNS投稿画像・名刺・チラシ・LP・ウェブサイト・メルマガ などクライアントの業種で絞る:飲食店・カフェ・美容院・ネイルサロン・子育て関連・女性向けサービス・個人事業主 など
主婦のバックグラウンドを活かしたジャンル
・子育て関連サービス・商品のデザイン:育児を経験しているからこそ、ターゲット(育児中のママ)の気持ちが分かります。「ママの視点でデザインします」という強みは大きな魅力になります・女性向けサービスのデザイン:飲食店・美容院・女性向けアパレルなど、女性デザイナーとしての視点が活きます
・地域の個人事業主向けデザイン:地元のお店や個人事業主に向けた地域密着型のビジネスとして差別化できます
得意ジャンルの作り方 ステップ別解説
ステップ① まず複数の種類の案件を経験する
最初から絞りすぎる必要はありません。スクール卒業後、バナー・名刺・SNS画像などさまざまな種類の案件を経験してみましょう。経験を積む中で「これは楽しかった」「この業種とのやり取りがやりやすかった」という感覚が生まれてきます。
ステップ② 「楽しい・得意に感じる」ジャンルに注目する
「楽しい」と感じるジャンルは長く続けやすく、自然とスキルが上がっていきます。「得意に感じる」ジャンルはクライアントにも評価されやすいです。デザインは「楽しんでやっている」仕事の方がクオリティが上がりやすく、クライアントにも伝わります。
ステップ③ そのジャンルに特化したポートフォリオを作る
得意ジャンルが見えてきたら、そのジャンルに特化したポートフォリオを作りましょう。「架空のサンプル」を作ってポートフォリオに入れることも有効です。
ステップ④ プロフィール・提案文に「得意ジャンル」を明示する
クラウドソーシングのプロフィールや提案文に「○○が得意です」と具体的に記載しましょう。「何でもできます」から「○○が得意です」への変化が、採用率と単価の両方を上げていきます。
得意ジャンルをSNSで発信することの効果
SNSでの発信が「仕事の自動流入」を作る
InstagramやTwitter(X)などのSNSで「得意ジャンルのデザイン作品」を発信していくことで、「このデザイナーに頼みたい」という流入が生まれることがあります。「美容院向けSNS画像のデザインが得意です」というプロフィールで、美容院向けのサンプルデザインを定期的に投稿していると、美容院オーナーがSNSで見つけてDMから問い合わせが来る、というケースは実際に起きています。
「この分野の専門家」という認知を広げる
SNSでの発信を続けることで「○○ジャンルのデザインならあの人」という認知が広がっていきます。最初はフォロワーが少なくても、「得意ジャンルに特化した発信」を続けることで、クラウドソーシング以外からの仕事の流入が生まれます。
実際に得意ジャンルで成果を出した主婦の声
Iさん(36歳・保育園児のママ)「最初は"何でもします"という提案文を送っていたんですが、なかなか採用されませんでした。育児中だから育児・子育て関連サービスのデザインを得意にしようと決めて、"育児中のママとして、ターゲットのリアルな気持ちを理解したデザインを提案します"と書くようにしたら、採用率がぐんと上がりました」Rさん(40歳・小学生のママ)「地域の飲食店向けのデザインを得意ジャンルにしました。Instagram投稿画像とメニュー表のデザインを中心に、地元のカフェや居酒屋から依頼をもらっています。紹介も増えてきて、今は月6万円くらい安定しています」
Kさん(33歳・在宅保育中)「美容院・ネイルサロン向けのSNS画像制作を得意ジャンルにしました。自分がネイルや美容が好きで、"この業種が好き"という気持ちがデザインに出るのか、"雰囲気をよく理解してくれる"と言ってもらえることが多いです。好きなジャンルで仕事をすると、苦にならないんですよね」

よくある質問Q&A
Q. 得意ジャンルを絞ると、他のジャンルの仕事は断らないといけないですか?A. 断る必要はありません。「得意ジャンルがある」ことと「それ以外の仕事を断る」ことは別です。プロフィールや提案文では「得意ジャンル」を前面に出すことで、そのジャンルの案件が来やすくなるということです。
Q. 得意ジャンルはいつ頃決めればいいですか?
A. スクールを卒業して最初の案件を受注してから、3〜6ヶ月ほどさまざまな案件を経験してから決めるのが現実的です。
Q. 得意ジャンルが見つからない場合はどうすればいいですか?
A. 「自分が好きな業種・サービス」から考えてみましょう。「美容が好き」「食べることが好き」「育児グッズに詳しい」など、自分の生活経験から得意ジャンルを見つけるアプローチも有効です。
まとめ
・「何でもできます」より「○○が得意です」の方が選ばれやすい・得意ジャンルを持つことで採用率・単価・リピート率が上がる
・制作物の種類×クライアントの業種で絞ることで専門性が高まる
・育児中の主婦としての経験・視点が得意ジャンルの強みになる
・SNSで得意ジャンルを発信することで仕事の流入が生まれる
・まず複数の案件を経験してから「楽しい・得意」なジャンルに特化していく
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